主婦という名のファンタジスタ
現在一般企業にパートで勤めており、今週末の4日連休なぞも関係し、なぜだかなぜだか私、今日から6連休を手に入れた。
まぁ連休を手に入れたおかげで、来月のお給料を手放してはいるけれど。(時給制の残酷さよ)
とはいえ、ふたり暮らし唯一の家族、夫は仕事でしてね。じゃあ何するかっていうと、やりたいことより、やらなくちゃいけないことが山積。山積ったって、しがない主婦ですんで。ハンドソープ補充しなきゃ、ダルいな。米を5kg買わなきゃな、ダルいな。洗濯機回さなきゃな、ダルいな、みたいなことだけど。(しょーもない)(しょーもないのに、やらないと家が回らない)
この前、マイナンバーカードを受け取りに行ったんだよね。そもそも申請したのが偉い、受け取り行ったのも偉い、そのあとPayPayに2万円チャージして、5千円分のマイナポイント獲得したのも偉い。些末なことではあるけれど、過剰に自分を褒めて暮らしていきたい。
一時期、料理がすっごい苦痛になっちゃって。一時期って言っても、料理は毎日のことだからね。例えば一時期=3か月くらいだとしてもどう少なく見積もっても、60食は苦痛のまま作ったことになる。どんな苦行だよ。
毎日のことだと、考えを改めたり気持ちを切り替えるより早く、次の一食を作らなくちゃいけなくなる。料理と献立と自分のメンタルの、精神的追いかけっこがしんどい。追いかけっこっていうか、もう追い詰められっこ。
で、あるとき夫に「私、本来は料理好きなんだよね」と言ったら「…え、そうなの?」と素直に返された。なにその「意外!」みたいなビックリ顔。
これはいかんよ。ってことで、悔い改めたね。いや別に悔いはないんだけどさ、毎晩の「いただきます!」がゴールだから。我ながらようやっとるわけで。(ここでも自分を褒めていくスタイル)
そもそもゴールの位置違くない?っていうね。「おいしかった、ごちそうさま!」をゴールにしなさいよっていうね。
いや、でも「いただきます」がなければ「ごちそうさま」も存在しないわけで。毎晩「いただきます」って瞬間を迎えられることが、本当に奇跡だと思っているのよ。
うちは20時頃、夕食を食べるんだけどさ。下手したら19時過ぎまでノープランの日とか普通にあるからさ。ほんの1時間前ですら、もう二度とあの食卓で「いただきます」を迎えられないんじゃないかと思ってたからさ。
もう結婚生活がそもそも向いてないんじゃないか…私はひとりで卵かけご飯だけ食べているんでじゅうぶんなのに…とかさ検討違いの悲しみがこみあげて仕方なくなる日もあるんだよ。(休め、もう寝ろ)
そんな精神状態でも、毎日夕飯作って出してさ、平日朝はお弁当作って持たせてさ、休日はお昼ご飯も作っているなんてさ。毎日奇跡の連続だし、その奇跡を起こしているのは自分だからね。
私はもうファンタジスタなわけですよ。
稀代のファンタジスタロナウジーニョ・メッシ・Kakiokiですよ。 (サッカー知らないで書いてるから気を付けて)
そもそも怠惰でおなじみのKakiokiがね、実家に住んでた頃は「手伝って!」って親に言われても気配隠してたKakiokiがね(サイテーだな)、本当に偉いよ!偉い!
は~今日も(過剰に)自分を鼓舞したわ。さてと。今夜もファンタジスタしてくっかいの。