母に無趣味を心配される。
無趣味の人Kakiokiですどうも。
一昨日、母に付き添ってもらってワクチンに行きまして。(持病のためなんですけど、母、会場入って速攻でいなくなって、一番そばにいて欲しい時にベンチで本読んでおったぜ)
すべて終わって、ちょっと休憩がてらカフェに行き、夕飯の買い物もして、結局半日ほど一緒にいたんですがね。最後の最後に言われたのが「趣味を持ちなさい」だった。唐突だった。
趣味を持っていないことの弊害が、どっかに滲み出てるんか私。
自分の気付かない言動や行動で、相手に(こいつ無趣味だしな〜)とか思わせてるんか。
(一人っ子だしな〜)とか(血液型●型だしな〜)とか、(賃貸だしな〜)とか(ペット飼ってないしな〜)とか(車持ってないしな〜)とか(子どもいないしな〜)とか(実家暮らしだしな〜)とか(未婚だしな〜)とか、そういう現代の日本に数多ある不本意カテゴライズの無趣味版に入ってるんか。困った。(あとやめて)
無趣味かと言われれば、無趣味だ。
でも好きなことはいっぱいある。
- 文章書くのが好きでブログやってる
- ガジェット好きで調べたり比較したり、買ったり買わなかったりしてる
- Netflixもアマプラも元取るほど観てる
- YouTubeにまで手を出し始めてる
- 文房具屋と本屋は用がなくても行く
- 知識欲が意外とあり、知りたいことを猛烈に調べ上げる
- 絵や写真、アート、デザインが好きでPinterestを眺めてはうぉおおお!って嫉妬に狂ってるし、美術館も行く
- 英語と韓国語に興味津々、語学というより表現のバックボーンが知りたくなってる
…どれも本当に好きなことだ。でも趣味かと言われれば、「?」で返す。んん…趣味ってなんだろね。
強烈な欲求みたいなものだとカッコいいんだけど。「絵を描かなければ…っ!」って言いながら寝食忘れちゃうみたいな。ゲーマーでもいるよね、一日18時間プレイしてます、みたいの。(いや寝ろ)(風呂入ってから寝ろ)
まぁそこまでいったら趣味じゃないか。
母に言われたのは「ミシンを買え」だった。たしかに私、何年かに一度ペースでミシン欲しがってるんだよね。
ジャケットとか作れたらいいけど、そんなとこまで行かずとも、ワンピースでも、もっと言ったらコースターでもいいんだけど。ミシンがある生活っていいなと思ってね。ミシンが出てる生活っていうかさ。気軽にミシンの前に座って、思いつきで作っちゃうのいいなってね。
だってさ〜気に入った一枚の布がワンピースにもバッグにもなるんだよ?欲望無限大じゃない?今なんて布団カバーもクッションカバーも腐るほど欲しいのに意外と高いから、腐るまで使うしかないじゃん。
私の母は、編み物をやっていてね。インスタもちょっとした地下アイドルばりにフォロワーがいるんだけどさ。ミシンも上手で、型紙も自分で引いて、な〜んでも作れるのよ。
そんな母にね「洋裁できたら今の生活が充実する上、老後も楽しい」と言われたんすな。老いてから洋裁始めるのはキツい。けれど今のうちに身につけておけば、どんなに視力が落ちても、手仕事なら感覚で続けられるからと。
ほぅ…。
「iPad買う前にミシン買っとけ」
とな。「iPad買っても動画観るだけじゃん」とな。
刺さる…グッサグサ刺さる。母親ってなんなんだろうね、刺してくるよね、真顔で。
実際問題どうするか、まだちょっと勇気でないんだけどさ。ミシンかぁ…。
(無趣味って危険かぁ)